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2020.6.4血液の役割
女性トレーナーのManamiです。
今日は、血液についてお話しします。
血液は実は赤い液体ではないのです。血球と呼ばれる細胞成分と血しょうと呼ばれる液体成分に分けられます。
血球には赤血球、白血球、血小板の3種があります。
血液が赤く見えるのは、細胞成分のほとんどを占める赤血球が赤いからです。赤い色のもとは、ヘモグロビンというたんぱく質です。ヘモグロビンは酸素がたくさんあるところでは酸素とくっつき、少ないところでは酸素を放つ性質があります。ですので、酸素が多い肺で酸素を受け取り、酸素の少ない全身の細胞で酸素を手放し酸素を供給しているのです。
白血球は身体の中に侵入してきた最近やウイルスなどから私たちの身体を守るはたらきがあり、血小板は出血をとめるはたらきがあります。
血しょうはたんぱく質、糖質、脂質といった栄養素を含んでいます。栄養成分を体内の各組織へ運び、そこで生じた代謝老廃物を運搬するなど様々なはたらきに関わっています。
私たちの身体は血液によって、酸素や栄養素が全身に運ばれ、あらゆる臓器や組織がはたらき、生命を維持しています。
酸素を運ぶ赤血球は運動と大きく関わります。身体を動かし続けるには、体の隅々の細胞まで酸素を送り届けられなければなりません。赤血球は細胞でいらなくなった二酸化炭素を回収して肺に送り届け、体外への排出することも手伝っています。この酸素を運ぶ能力が落ちれば、細胞の活動がダウンし、運動パフォーマンスを発揮できなくなります。これがいわゆる貧血です。
ヘモグロビンはたんぱく質に鉄が結びついてできています。赤血球の合成にはビタミンB6、ビタミンB12、葉酸のサポートも不可欠なので、合わせて摂取することを心がけましょう。