BLOGトレーナーブログ
2020.6.2筋肉の役割
女性トレーナーのManamiです。
基本に立ち返って、体のお話を定期的に発信しております。
今日は、筋肉の話。
筋肉は関節をまたいで骨と骨をつないでいます。
筋線維という細長い線維の束が集まり、ゴムのように伸びたり縮んだりして身体を動かします。
筋肉は、骨格筋、心筋、内臓筋にわかれます。
運動時に活躍しているのは、骨格筋と呼ばれ、骨の周りについています。
自分の意思で動かすことができるので、随意筋と言われています。
心筋と内臓筋は、骨格筋と異なり、自律神経の働きによって、自分の意思とは関係なく動くので、不随意筋と言われます。
骨格筋が動くときに欠かせないのは腱という太い線維です。骨格筋の両端にあります。一つの筋肉は関節を挟んだ別々の骨についています。1つの関節には少なくとも2つの筋肉が対になってついています。片方の筋肉が縮むと、反対側の筋肉が緩みます。
その他の筋肉のはたらきとしては、
身体を支える、内臓や骨を守る、熱を作る、エネルギー源を貯める、血液の循環を助ける
など多くあります。
運動をするときに使われるエネルギー源は、運動する箇所の筋肉にあるエネルギータンクからしか供給されません。他の場所から移してくることができないので、エネルギーが切れれば、動けなくなってしまうのです。
筋肉の大きさは、筋線維の太さで変わります。筋線維の数は、お腹の中にいるときにすでに決められていて、その後変わることがありません。筋肉が大きくなるのは、筋肉の太さが変わっているということなのです。運動すると、筋線維に傷がついたり、切れたりします。すると、次に運動したときすぐに切れてしまわないように、少し丈夫に作り直します。これが、「超回復」と呼ばれるシステムです。超回復がきちんと行わるためにも、休養と筋肉の材料である栄養素をとることが大切なのです。超回復には24~48時間程度の時間がかかります。その間にしっかりと休養と栄養摂取を心がけましょう。それが足りていないと、練習や筋トレに成果が得られないだけでなく、疲労の蓄積やケガの原因にもつながります。