女性トレーナーのManamiです。

 

まわりを見ていると、なんであの人あんなに食べてるのに太らないんだろう。あの人太っているけど、あんまり食べないんだな。人の体型と食べているものを見て、いろいろな思いが湧き出てくるかと思います。

 

太りやすい太りにくい、やせやすいやせにくいというのは、やはり体質的にあると思います。

 

その一つの原因と考えられているものについて今日はお話しします。

 

ミトコンドリア脱共役たんぱく質（UCP)というものがあります。それは、細胞内のミトコンドリアの中に存在します。脂肪のエネルギーを分解する反応系ととATP（アデノシン三リン酸）を合成するシステムとのつながりをカットしてしまうという特徴があります。すると、脂肪を分解して得られたエネルギーがATPを作ることなく熱になって逃げてしまいます。運動しなくても、身体から熱が発生するのです。

 

褐色細胞内にあるUCPは、人の場合問題なく作れる人と作れない人がいるそうです。しかも、日本人の場合作れない人が約２０％いるようです。5人に1人。正常なUCPが作れないとどうなるのか。。。熱を作る能力が低いので、低体温や冷え性になりやすいのです。

さらに、熱を作れない分だけ全体のエネルギー生産も落ちるので、１日当たりの消費カロリーが約１００kcalほど少なくなります。たかが１００kcalと思いましたか？１日１００kcalですが、１０日で１０００kcal、３６５日で３６５００kcalですよ！３６５００kcalを体脂肪に換算すると５ｋｇほどに相当します。つまり同じ食事を１年間続け、同じように活動していたとしても、UCPを作れる人と比べたら、作れない人は５ｋｇ太ってしまうということになるのです。おそろしい話ですよね。ですので、残念ながらUCPが作れない人はいわゆる「太りやすい体質」といえると思います。UCPがうまく作れるかどうかは遺伝子検査でわかるそうです。いまく作れない遺伝子のタイプだとわかったら、食生活の見直しや、運動習慣をつける必要がありますね。遺伝子は変えられないので。。。

 

太りやすい太りにくいは、これだけの話ではないと思いますが、やはり実際に体質としてあるというのは事実です。それでも、きちんとした食事と、運動で必ず誰でも痩せられます。

 

ぜひ、一度ELMにお越しください。理想の体つくりのサポートをさせてください。