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2020.6.5神経の役割
女性トレーナーのManamiです。
今日は神経について。
運動はすべて脳からの指令によるものです。例えば、右手でボールをつかむという動作は脳からの指令が脊髄、末梢神経に伝わり、さらに右手の筋肉まで伝わることで一連の動きになります。
特に、お子様は神経細胞が発達し脳が活性化する時期です。このタイミングで、種類の異なる運動にチャレンジすることは、今後の可能性を広げるきっかけになります。なぜなら、その種類によっていろいろな動きが必要となるので、「新しい動き」という情報の通り道がどんどん増えてきます。そうすることで、自分の身体を動かすことができるようになります。
確かに、有名アスリートはそのスポーツ一筋という人もいるかもしれませんが、過去のエピソードを聞くと、結構いろいろなスポーツを経験されている方が多いような気がします。
脳からの指令を伝えるのが、ニューロンという神経細胞です。ニューロンが刺激されて興奮すると、そこにわずかな電気信号が発生します。この電気信号が末端にあるシナプスというつなぎ目のところまで届くことで、情報を伝えています。ところが、つなぎ目にはわずかなすき間が開いているため、神経細胞同士はつながっていません。そのため、電気信号のままでは、そばにあるシナプスに情報を伝えることができません。そこで、シナプスでは、この電気信号を神経伝達物質に変えて放出します。そばにあるシナプスはこの物質をキャッチすることで、情報を受け取ることができるのです。これが次々と神経細胞内で起こることで、必要な器官に情報を伝えることができます。
神経伝達物質という化学物質は私たちが食べている食べ物の栄養素から作られています。材料はこれまたたんぱく質。そして、神経伝達物質をスムーズに作るためにはビタミンB群が必要です。さらに、情報を流すためにはカルシウムが必要で、その流れをコントロールするためにマグネシウムも欠かせません。これらの栄養素が不足すると、足がつったり、身体を思うように動かせないというシステムエラーを起こします。また、イライラするなど、感情の不安定さにも影響が及ぶのです。